WebデザイナーからUIデザイナーになるには、それなりの勉強が欠かせません。
しかし、勉強しただけでは不十分で、それをしっかりキャリアにつなげる必要があります。
「UIを実践したのに、誰も評価してくれない」と思っているWebデザイナーは、意外と多いものです。
大事なのは、そういった実績などを上司などに正確に伝えることです。
では、どうすれば正確に伝えられるのかという方法について、見ていきましょう。
一つ目は、「成長を見える化する」。
UIデザインの本を読んだというだけでは、残念ながら評価はされません。
本から得た知識を普段の仕事に落とし込んで、スキルを確認してください。
目標を定めて定期的に確認することにより、成長を見える化することができます。
その際、自分の長所だけでなく短所もチェックしてください。
短所をしっかり把握できていれば、改善もしやすくなります。
そして、評価する際は自分だけでなく上司などにも評価してもらうことが望ましいでしょう。
自分では気がつかない長所や短所を見つけることができるからです。
二つ目は、「実績を数値化する」。
Webデザイナーの実績を表す物は、何といってもポートフォリオです。
ポートフォリオの作成に当たっては、コンセプトやターゲットなどを記載していたと思いますが、UIデザイナーのキャリアを作るうえでは、それだけでは不十分です。
「デザインする前と後で、直帰率やCVRなどがどう変わったのか」といった情報が求められるのです。
そして、直帰率などが記載されたポートフォリオは、転職の武器としてだけではなく、社内の資料としても有用な物なので、普段から作ることを心掛けるべきです。
三つ目は、「資格で実力を証明する」。
UIデザイナーになるには、資格は必要ではなく、それよりも知識や実務経験などが問われます。
しかし、資格は一定水準の実力があるということを示す物になるので、あるに越したことはありません。
おすすめは、「アドビ認定エキスパート」「ウェブデザイン技能検定」などです。