Webプロデューサーというのは、Web制作業務において全体を統括する立場にあるので、Web制作に関わるスキルのみならず、非常に多くのスキルが要求されます。
ですから、勉強や情報収集なしで就くのは困難な職種であると言えます。
まず、社内だけでなく社外との調整もしなければならないので、コミュニケーションスキルは必須です。
規模の大きい案件になると、役員クラスの相手と直接交渉したりプレゼンをしたりすることもあるので、ビジネスマナーやプレゼンのスキルも重要です。
そして、説得力のある提案をするためには、マーケティングのスキルなども必須です。
また、クライアントのニーズを汲み取るためには、発想力なども欠かせません。
イメージを具体的な形に落とし込むイマジネーションのスキルを持っていたら、これは非常な強みになると言えます。
そして、Web制作というのは少なくとも数ヵ月、長ければ1年以上かかることもあるので、その期間中の仕事の割り振りやスタッフのモチベーションを管理するなどといった、マネジメントスキルも持っておく必要があります。
Web業界では、常に学び続ける姿勢が求められます。
流行や最新の技術を次々と導入していくことは、提案の幅を広げるだけでなく、プロジェクト管理の効率化にもつながります。
ちなみに、Webプロデューサーの年収はどのくらいなのかというと、それは経験などにより大きく変動します。
正確な統計などはないのですが、人材会社では450万円~600万円くらいで募集が出されるケースが多くなっています。
経験や実績が重視されるので、どうしても若い世代は平均的な年収よりも低くなりがちですが、規模の大きなプロジェクトを統括した経験があったり、大きな広告代理店やWeb制作会社などの場合は、1,000万円くらいになることも珍しくありません。
とはいえ、規模の大きな案件はそうそうあるものではありませんし、そもそも大手の広告代理店でないと受注できなかったりするので、企業の規模などによってだいたい年収も決定されると言えます。