商品やサービスを作る際、できるだけ利用者の関心を引く物を作りたいというのは当然ですが、そのような場合はUIについて考えることは避けられません。
ですが、UIについて正しい知識がないと、頑張っても成果が出ないということになりかねません。
ですから、UIとはどういう物なのかについて、正しい知識を持っておく必要があります。
UIは、UI/UXなどという形で表記されたりもしますが、両者は同一の物ではありません。
まず、UIはユーザーインターフェースの略ですが、このインターフェースは「接点」などと訳される物で、コンピューターと利用者を仲介して情報をやり取りさせるシステムのことです。
要するに、Webサイトの文章やパソコン自体のデザインなど、利用者の視覚に訴えるあらゆる情報がUIだと言えるのです。
そして、UIは「CUI(キャラクターユーザーインターフェース)」と「GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)」の2種類に大別されます。
CUIとは、キーボードで文字を打ち込んで操作するという物で、GUIはマウスなどのポインティングデバイスを使って操作するという物です。
GUIの代表と言えるOSとしては、MacやWindowsがあります。
では、一方のUXとは何かというと、利用者が製品やサービスを介して獲得できる経験などのことです。
Webサイトで言うなら、サービスのクオリティーに関連する部分がUXだと言えます。
例としては、「対応がしっかりしている」「商品のクオリティーが高い」「読みやすい書体を使っている」などが挙げられます。
要するに、「使いやすい」「印象に残るデザインをしている」といった、サービスを使っていく中で利用者が感じたことは全部、UXだと言えるのです。
そして、UXはIT分野のみならず、いろいろな分野で重んじられている概念です。
ですから、UXの視点を重視した商品やサービスを作り出すことにより、競争を有利に進められる可能性があります。