UXデザイナーとは、製品やサービスのUXをデザインする職種です。
では、UXとは何かというと、「ユーザーエクスペリエンス」の略であり、製品やサービスを利用した時に利用者が獲得できる経験のことです。
Webサイトであれば、「訪問者が、迷わず目的のページに辿り着ける」「その機能を十分に使いこなせる」といったことが求められます。
よって、UXデザイナーは利用者の行動をリードし、楽しさなどを感じさせつつサービスを使ってもらえるよう、Webサイトのデザインを行う必要があります。
こう見ると、UXデザイナーとUIデザイナーの仕事は同じではないかと思う人もいるかもしれませんが、UIデザイナーはユーザーインターフェースをデザインするのが仕事であり、UXデザイナーはそれよりも仕事は広範囲に亘ります。
つまり、UXにはUIも含まれているのです。
例として、Webサイトに加えて実店舗も営業しているような企業の場合、統一されたユーザーエクスペリエンスを与えるには、実店舗も含めてデザインする必要があります。
そして、UXデザイナーは、ビジネスの戦略を目に見える形にするのが仕事です。
よって、ビジネスと利用者の関係を正確に理解しつつ、何を提供するかを考えなくてはなりません。
そのためには、まず市場調査などで利用者の需要を把握し、情報設計を行います。
情報設計とは、情報をどのように提供するかを思索し、サイト上でどのように利用者に見せるかを決める作業のことです。
ちなみに、この時点でSEO対策も行います。
そして、Webサイトは作ったらそれで終わりではなく、アクセス解析などをしてその後もUXの改善を行っていく必要があります。
よりクオリティーの高いユーザーエクスペリエンスを利用者に与えることができれば、それに比例して売り上げも上がることになります。
UXデザイナーは、ビジネスの目標を達成するうえでは非常に重要な位置を占めていると言えるでしょう。